箱書きのため、富山での表具の展覧会に出ていた軸の実物を京都で見ることが出来た。
裂の色をカメラで上手く撮れてないのが残念。青磁のような色。
柄は牡丹の図柄。柄自体があまり主張するものでは無く、色調のせいもあっていやらしさは無く絵とよくあっていた。しかし、苦労はしたそう。自分でも描いてみて、送りの際には表具に困るだろうなあと思いつつ、どないしはるやろかと投げていたので、今回の上がりの色や組み合わせは予想外。絵もスッと入ることが出来た。表具って奥深いし、面白い。
この軸、どうやら嫁入りするかもしれないらしい。
さみしいようなでも、うれしい事ではある。
幸い、仕立ててくれる周囲の環境に恵まれている。そのことは、絵にとって幸せな事であり、自分自身にも刺激となる。作家だけが絵を良い絵を描けば終い…ではなく仕立ててくれるひと、扱ってくれるひとで一緒に「ええもん、出したいよね〜」と探って行けたら、面白いもんが出てくるんじゃないだろうか。まだまだ、出来る事があるはず。
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