2010年11月30日火曜日

20101130



 箱書き。
額装ならばシール(作品の裏につけるもの。名刺大くらいの紙に絵に押した落款と同じ物を押し、作品の題名と作者の氏名を記入する)を作成します。

箱書きもシールのことも学校時代には習わなかったので、必要となったときは「?シール??何それ」と大慌てし、周囲の先生方に聞いて廻っていました。箱書きもシールも有るのと無いのとでは作品の価値がちがってくるのだそうです。
何のために?と聞かれれば、私は作者による出荷証明と答えます。「
確かに私が描いたんだよ」という。絵に押す落款、シール作成、箱書きそれぞれの作業のときは描く以上に緊張と改まった気持ちになります。なぜなら、ここから作家の手を離れ人様にお預けする、出していいよ、大丈夫だよという事、何処に出しても恥ずかしく無い仕事ができたかどうか…という事でもあり、また自分自身の次への切り替えでもあるからです。

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